葉っぱのフレディ―いのちの旅 の感想
参照データ
タイトル | 葉っぱのフレディ―いのちの旅 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | レオ バスカーリア |
販売元 | 童話屋 |
JANコード | 9784887470026 |
カテゴリ | ジャンル別 » 文学・評論 » 文芸作品 » 英米文学 |
葉っぱのフレディ―いのちの旅 とは
春に生まれた葉っぱのフレディが、自分という存在に気づき、成長し、「葉っぱに生まれてよかったな」と思い、「葉っぱの仕事」を終えて冬に土へとかえっていくまでの物語。死を怖がるフレディに親友のダニエルが答える。「変化するって自然な事なんだ…死ぬというのも 変わることの1つなのだよ」。フレディの番が来て、地面に降りたとき、初めて自分の命を作った木の全体の姿を見て、そこに永遠の命を感じる。そして、フレディ自身は知らなくても、やがて土にかえり木を育てる力になる――。
「生まれること」「変化すること」が「永遠の命」へとつながる意味を、フレディとダニエルの会話を通してわかりやすく語りかけている。写真だけでは硬くなりがちのところを、ページをめくるごとにフレディの変化していく様子が、にじみのあるやわらかさで描かれ、バランスをとっている。著者はアメリカの著名な哲学者。子どもから大人まで、すべての年齢層向けの絵本。(加久田秀子)
購入者の感想
道徳的です。生と死。そして再生。冒頭からまた読み返したくなるラストも上手いです。短いストーリーでここまで表現するって素晴らしい。
この本の中のフレディ・ダニエルのように生まれて多くを全身で学び死をいつか受け入れる、生とはひたすらその繰り返しなのだと痛感します。
私もフレディのように死を過度に恐れていた時期がありましたが、生死の意味についてこの本の答は実にシンプルです。
きっと子孫繁栄のため、とか生物学的に言えばネコやイヌでも良かった話で、十分納得させられるのだろうけど葉っぱのフレディたちには子孫は関係ありません。
敢えて葉っぱにスポットライトを当てたのなら、生きることは今にしか意味がなく、後世になにも残せなくていいのですよ。
一瞬でも世界と関わって一瞬でも身近にいた人たちの記憶に残ればそれだけで生に意味はあるのだと思います。
子供に読み聞かせするには一番良書といって過言じゃないと思います!
そして、大人も深く味わえる作品。
この本の中のフレディ・ダニエルのように生まれて多くを全身で学び死をいつか受け入れる、生とはひたすらその繰り返しなのだと痛感します。
私もフレディのように死を過度に恐れていた時期がありましたが、生死の意味についてこの本の答は実にシンプルです。
きっと子孫繁栄のため、とか生物学的に言えばネコやイヌでも良かった話で、十分納得させられるのだろうけど葉っぱのフレディたちには子孫は関係ありません。
敢えて葉っぱにスポットライトを当てたのなら、生きることは今にしか意味がなく、後世になにも残せなくていいのですよ。
一瞬でも世界と関わって一瞬でも身近にいた人たちの記憶に残ればそれだけで生に意味はあるのだと思います。
子供に読み聞かせするには一番良書といって過言じゃないと思います!
そして、大人も深く味わえる作品。
序文の次に、青楓の葉っぱが目に飛び込んできました。
青楓が大好きな私はすぐに、この本がお気に入りになりました。
絵だけではなく、とても深遠な文章に魅かれました。
生から死へ。
生きとし生けるもの、すべてのものが通る道ですが、一枚の葉もそうなのですね。
生まれ、成長して、たくさんの経験を積んで、土に還っていく。
死を恐れるフレディに、先輩のダニエルは、「死ぬというのも、変わることの一つなのだよ」。この一文と、「ぼくは生まれてきてよかったのだろうか」と尋ねるフレディに答えたダニエルの言葉に胸が熱くなりました。
精一杯生き、他人もたくさん楽しませたフレディやダニエルのように生きたいし、死を迎えるとき、月並みですが、やはり「いい人生だった。楽しかったなぁ」と思いながら目を静かに閉じることができたなら……と願いました。
青楓が大好きな私はすぐに、この本がお気に入りになりました。
絵だけではなく、とても深遠な文章に魅かれました。
生から死へ。
生きとし生けるもの、すべてのものが通る道ですが、一枚の葉もそうなのですね。
生まれ、成長して、たくさんの経験を積んで、土に還っていく。
死を恐れるフレディに、先輩のダニエルは、「死ぬというのも、変わることの一つなのだよ」。この一文と、「ぼくは生まれてきてよかったのだろうか」と尋ねるフレディに答えたダニエルの言葉に胸が熱くなりました。
精一杯生き、他人もたくさん楽しませたフレディやダニエルのように生きたいし、死を迎えるとき、月並みですが、やはり「いい人生だった。楽しかったなぁ」と思いながら目を静かに閉じることができたなら……と願いました。