病気がイヤなら「油」を変えなさい!―危ない“トランス脂肪”だらけの食の改善法 の感想

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参照データ

タイトル病気がイヤなら「油」を変えなさい!―危ない“トランス脂肪”だらけの食の改善法
発売日販売日未定
製作者山田 豊文
販売元河出書房新社
JANコード9784309252124
カテゴリジャンル別 » 暮らし・健康・子育て » 家庭医学・健康 » 食・栄養

購入者の感想

この本にも登場する言葉で、プロスタグランジンという物質があります。
血を固まらなくする、血管を拡げる等、動脈が詰まりかかった人に使うと
よく効きました。だから、外科医の時代は高価な薬でしたけど、よく使いました。

でも本来、プロスタグランジンは私たちが食べた油を材料に体の中で
つくられる物質です。また油の種類によって、つくられるプロスタグランジンの
特徴も変わってきます。炎症を促進する、血液を固める、これはいわゆる
オメガ6と言われる油からつくられるプロスタグランジンの性質です。
オメガ6はリノール酸が代表例で、マヨネーズ、スナック菓子などにも
多く含まれています。そしてそれがアトピー性皮膚炎、花粉症等と深く
かかわっているというのです。恥ずかしながら、このことを、この本を読んで
初めて知りました。

一生懸命薬を使いながら、片や食生活、栄養学には無関心…。これが今の
日本の医療の現実なのです。
私が自分で調理することは120パーセントないでしょう。
だから、一般家庭でどんな油が使われているのか?全然、知りませんでした。

早速、往診先のご家庭で聞いてみました。すると、ありましたありました、
食用油のラベルに「必須脂肪酸リノール酸を含む」って…。いかにもそれが、
健康食品かのように。リノール酸は、血を固めるオメガ6、だれでも怪我をしたら
血が止まらないと困ります。だから、必要な脂肪酸なのでしょう。だけど現代人は
それを過剰摂取しているのです。それは、血栓で血管が詰まりやすくなることを
意味しているのです。

これに対し、オメガ3は青背の魚などに多いのです。いわゆる「血をさらさらにする」
必須脂肪酸です。この血液さらさら効果も、オメガ6とは正反対の性質を持つ、
オメガ3由来のプロスタグランジンによるものです。そのプロスタグランジンを
薬として使わなくても、毎日の食事で摂取するオメガ3とオメガ6、その適正な
バランスで私たちの生命が成り立っている…。

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