ビッグチャンス 追い風の今、日本企業がやるべきこと の感想
参照データ
タイトル | ビッグチャンス 追い風の今、日本企業がやるべきこと |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 冨山 和彦 |
販売元 | PHP研究所 |
JANコード | 9784569820354 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » ビジネス・経済 » オペレーションズ |
購入者の感想
グローバル競争で勝ち抜いていくためには、ムラ社会的なメンタリティを刷新し実力主義を根付かせる必要がある、というのが筆者の主張です。全編通じてメッセージは明確なので、耳が痛くなるところも多々ありますがそうだよなあ、と思わされます。
生きるか死ぬかのプロスポーツ界(グローバル)を受けいられないなら、アマチュアの世界(ローカル)で戦えばよい、最悪なのは参加することに意義があるというマインドで中途半端にグローバルを目指すことだ、という主張も一理あります。
面白かったのは、世界の優秀な学生が日本企業を就職先として検討したとしても、ボードメンバーが日本人のおじさんばかりなのを見て第一に候補から外してしまうだろう、というくだり。あり得るなあと思わず情景が目に浮かびました。
生きるか死ぬかのプロスポーツ界(グローバル)を受けいられないなら、アマチュアの世界(ローカル)で戦えばよい、最悪なのは参加することに意義があるというマインドで中途半端にグローバルを目指すことだ、という主張も一理あります。
面白かったのは、世界の優秀な学生が日本企業を就職先として検討したとしても、ボードメンバーが日本人のおじさんばかりなのを見て第一に候補から外してしまうだろう、というくだり。あり得るなあと思わず情景が目に浮かびました。
デジタル化とモジュール化が当り前になり、グローバル市場における競争条件は大きく変わった。グローバル市場を主戦場とする企業は、これまでの常識を捨てて新しい前提条件のもとで戦わなければならない時代になった。上層部だけではなく全社員がこの現実を受け入れ、その範囲で自己実現を図るしかない。
もちろんすべての企業がグローバル企業である必要はない。ローカル市場にはローカル市場のルールがあり、それはそれで有効であることを著者は否定しない。地域にしっかりと根付いた、サービス産業を中心としたローカル企業は、これまでのルールの範囲で十分戦えるし、やり方次第ではまだまだ成長の可能性もある。
グローバルかローカルか。要はどこで戦うのかであり、戦場が決まればそこでのルールを受け入れて、有効な戦略を練り、最強の戦士や同士を集め、さらには最新の武器を手にして戦うべきだと言っているのである。
本書が示しているのはグローバル市場での戦い方である(ちなみにローカルでの戦い方は前著「なぜローカル企業から日本は甦るのか」(PHP新書)で指南している)。自らグローバル市場へ打って出ようと決意したスーパーサラリーマンにとって、本書は力強い味方となるにちがいない。
もちろんすべての企業がグローバル企業である必要はない。ローカル市場にはローカル市場のルールがあり、それはそれで有効であることを著者は否定しない。地域にしっかりと根付いた、サービス産業を中心としたローカル企業は、これまでのルールの範囲で十分戦えるし、やり方次第ではまだまだ成長の可能性もある。
グローバルかローカルか。要はどこで戦うのかであり、戦場が決まればそこでのルールを受け入れて、有効な戦略を練り、最強の戦士や同士を集め、さらには最新の武器を手にして戦うべきだと言っているのである。
本書が示しているのはグローバル市場での戦い方である(ちなみにローカルでの戦い方は前著「なぜローカル企業から日本は甦るのか」(PHP新書)で指南している)。自らグローバル市場へ打って出ようと決意したスーパーサラリーマンにとって、本書は力強い味方となるにちがいない。