新訂 官職要解 (講談社学術文庫) の感想
参照データ
タイトル | 新訂 官職要解 (講談社学術文庫) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 和田 英松 |
販売元 | 講談社 |
JANコード | 9784061586215 |
カテゴリ | 社会・政治 » 政治 » 日本の政治 » 行政・官公庁 |
購入者の感想
この本は、元々国文学を専攻する学生に対して、国文学の前提知識となる律令制度下の官職制度の変遷について、事典形式で簡潔に説明した連載モノを一冊の本にまとめ上げたものです。
この本の元となる連載モノが連載開始となったのは1901年のことであり、それを現在の読者に分かりやすく伝える為に、仮名遣いを改めるとか、官職の項目ごとにゴチック体で目立つように文章を校正したりすることによって、今の形で文庫化されることになりました。
この本の特徴として、大宝、養老律令、延喜式などの公式の文書をベースとして、平安、鎌倉時代の古典文献を豊富に引用しながら、律令制下の官職の盛衰を、極めて平易な形で説明していることが挙げられるでしょう。
この本が完成して以降、日本史において官位の権限について(特に地方官について)新しい研究成果が発表されていますけれども、それがこの本の説明を根本的に覆すものには至っていないのが現実であります。
国文学に興味を持たれる方、古代、中世史に興味を持たれる方、日本の法制史に興味を持たれる方にはこの本は大変便利なガイドブックとなることは必定です。
この本の元となる連載モノが連載開始となったのは1901年のことであり、それを現在の読者に分かりやすく伝える為に、仮名遣いを改めるとか、官職の項目ごとにゴチック体で目立つように文章を校正したりすることによって、今の形で文庫化されることになりました。
この本の特徴として、大宝、養老律令、延喜式などの公式の文書をベースとして、平安、鎌倉時代の古典文献を豊富に引用しながら、律令制下の官職の盛衰を、極めて平易な形で説明していることが挙げられるでしょう。
この本が完成して以降、日本史において官位の権限について(特に地方官について)新しい研究成果が発表されていますけれども、それがこの本の説明を根本的に覆すものには至っていないのが現実であります。
国文学に興味を持たれる方、古代、中世史に興味を持たれる方、日本の法制史に興味を持たれる方にはこの本は大変便利なガイドブックとなることは必定です。