妖怪文化入門 (角川ソフィア文庫) の感想

アマゾンで購入する

参照データ

タイトル妖怪文化入門 (角川ソフィア文庫)
発売日2013-02-14
製作者小松 和彦
販売元KADOKAWA / 角川学芸出版
JANコード登録されていません
カテゴリジャンル別 » 人文・思想 » 文化人類学・民俗学 » 昔話・伝承

購入者の感想

「文庫版あとがき」によると同じ題名の単行本とは構成が大きく変更されています。
単行本では、
     ’T. 妖怪文化とは何か
     ’U. 現代の妖怪文化
     ’V. 妖怪文化研究の足跡
の3部からなっています。
文庫本は、
     ’T.妖怪文化への招待
     ’U. 妖怪文化研究の足跡
の2部構成になっています。筆者によると雑誌等に書いた妖怪関係のエッセイを2本を除いて削除して妖怪文化研究の
手軽な案内書という性格を強調したとのことです。
その狙いは的を得ていて妖怪・怪異へのアプローチの歴史の解説としての「妖怪文化研究の足跡」がスッキリした形で
読めるように準備されています。
     ・憑きもの
     ・妖怪
     ・河童
     ・鬼
     ・天狗と山姥
     ・幽霊
     ・異人・生贄
     ・境界
もとから論集の解説だけあって多くの研究者の見解がわかりやすく述べられています。妖怪・怪異そのものについての
本ではないので興味のある・無しはわかれるでしょうが、こう考える研究者がいたということを知る上では良質の書だ
と思います。

あなたの感想と評価

コメント欄

関連商品の価格と中古

妖怪文化入門 (角川ソフィア文庫)

アマゾンで購入する
KADOKAWA / 角川学芸出版から発売された小松 和彦の妖怪文化入門 (角川ソフィア文庫)(JAN:登録されていません)の感想と評価
2017 - copyright© みんこみゅ - アマゾン商品の感想と評価 all rights reserved.