買いたがる脳 なぜ、「それ」を選んでしまうのか? の感想

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タイトル買いたがる脳 なぜ、「それ」を選んでしまうのか?
発売日販売日未定
製作者デイビッド・ルイス
販売元日本実業出版社
JANコード9784534052193
カテゴリジャンル別 » 人文・思想 » 心理学 » 心理学入門

購入者の感想

この本のサブタイトルは「なぜ、それを選んでしまうのか・」である。物を買うとき、
私たちはどのようにして、「それ」を選んでいるのか。果たして、自分の意思なの
だろうか。それとも買わされているのか。そうしたショッピングの科学ともいうべ
き内容の数々が、脳神経科学や、行動経済学、消費者心理学といった見地から
の分析を経て、披見されている。
従来のマーケティングの今日の、そして今後起こり得る未来のマーケティングを
容易に比較できるため、自らが売り手である時の示唆に富んでいる。が、同時
に脳科学を活用したり、ビックデータを活用したりする昨今の「売り込み方」を知
らない消費者のままであれば、「買いたがる脳」に、売り手は直接的に働きかけ
常に、受動的な消費者のレッテルを張られてしまう危険性をはらんでいる。そう
かんがえると、ショッピング現場にある意外は事実は、恐ろしい事実でもある。

無意識的な購買行動が発生するさまざまなパターンについて、
最新の研究結果や事例を交えながら、心理学、脳の働きから
解説していきます。

このような買物を科学するスタンスの「ショッパーマーケティング」関連本は、
2001年に出版されたパコ・アンダーヒルの「なぜこの店で買ってしまうのか―ショッピングの科学」
を初めとして多数出ていますがどれを見ても似たようなことが書いてあることが多く、
正直刺激が無い話の羅列に終わることも多いです。

しかしこの本は、面白い事例もいくつか載っていましたし
十分に楽しめる内容でした。

面白かったアンダーラインをいくつか。

●1930年代。ケーキミックスの売上をあげるために卵の粉末をあらかじめ
混ぜるのをやめて主婦に卵を混ぜさせるように仕様変更した
→「主婦が手作りにするおやつ」にして大ヒット

●青い店と赤い店は、青い方が購入額が多く、購入判断も早く、
店への好感度も高かった

●チョコレートの香りを流しただけで流した時間帯の売り上げが
40%も増加した

●なぜ同じCMを何度も繰り返すのか→目にした頻度の高い商品やスタイルに
好感をいだき、実際に使った経験の有無はイメージに影響しない。

●Facebookのいいね!を分析すればその人に属性、嗜好性がかなり
正確に予想できるようになってきた。たとえば、21歳になるまでに
両親が離婚しているかどうかを60%の確率で当てることができる

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