OLD GAMERS HISTORY Vol.6 アクションゲーム黄金期編 の感想

　Vol.5に続くアクションゲームの紹介本、1987〜1992と範囲は数年間ですが黄金期編の名は
偽りではなく知名度の高いゲームが目白押し。ちょうどファミコン→スーファミの過渡期であり、
一方でストＩＩ、餓狼伝説など対戦型格闘ゲームというジャンルが確立された時期でもあります。
　スーマリ、ゼルダ、ロックマン、悪魔城ドラキュラ、ストＩＩといった有名シリーズの他「メタルギア」
「エスパードリーム」「ぼくってウパ」といったコナミの傑作や「妖怪道中記」「スプラッターハウス」
「ストライダー飛竜」「プリンス・オブ・ペルシャ」「アクトレイザー」「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」といった
ところもプレイした方は多いのでは。
　とにかく数が多くいろんな機種の有名どころから珍ゲー・クソゲーの類まで幅広く拾っているので
「こんなのもあったのか」（「チャタンヤラクーシャンク」「聖鈴伝説リックル」なんて初めて知りました）
という発見もある一方、人によっては「あれが入っていない」と思うかもしれません。コナミのディスク
システムだと「愛戦士ニコル」「迷宮寺院ダババ」「アルマナの奇跡」という良作もありましたし、Vol.5
の方に「メトロイド」は入っていたのですけどこっちに「スーパーメトロイド」はなし。これ「神々のトライ
フォース」と共に結構やりこんだので今でも全アイテムの場所覚えてるんですが！
「ロックマン」は１〜５のうち４以外の４作が掲載されてる優遇ぶりなのに。
　とはいえかつてＴＶゲームに勤しんだ方には超オススメ。例によって一部白黒ページなのが惜しい。

　なお巻末にまた遠藤雅伸氏など「ゲーム偉人伝」のコーナーがありますが、ここはアクションに限らない
のでロバート・ウッドヘッド氏（ウィザードリィ）やリチャード・ギャリオット氏（ウルティマ）なども。