陸上自衛隊の素顔 の感想

自衛隊の素顔をありのまま表現してくれた、小川和久さんに感謝します。この本が平成２１年の９月であるが、この時点で予算縮小に

よる自衛官の定員の削減、装備の１部縮小等を懸念されています。まさにそのとうりで自衛隊の存在が空気のようなもので、なくては

国家の存在はありえないと表現しています。特に周辺隣接国家による攻撃に対して安全を守る自衛隊の拡充は必要不可欠との筆者の

意見に賛同します。そうして憂慮していたら、未曾有の災害が発生しました。自衛隊創立より初めての１０万人以上の招集、

予備自衛官の召集、現在　災害現場で活躍しています。特に筆者が言っていますが、警察も消防も自衛隊の存在なしには活躍が

ありえないということです。有事の際のシュミレーションを明確にして日本国家の永遠なる存亡に対処すべき時期だと思います。

日本の指導者に見てもらいたい1冊です。