アスキークラウド 2013年 11月号 [雑誌] の感想

今月の特集は現金決済に取って代わろうとする決済手段としてクレジットカードや電子マネー等を取り上げています。
その中でもスマホ/タブレットを利用する「スクエアー」を黒船のごとく重点的に取り上げていますが、実際のところどうなのでしょうか？
クレジットカードの決済方法として従来のPOSシステムより安くできるのは判りますが、本書でも取り上げている他の決済手段（Suicaのような電子マネーやお財布携帯）と比べてどうなのでしょうか？
比較記事が無かったのは残念です。
また日本はATMが普及していて現金決済がまだまだ主流というのは、その背景として日本は治安が良いので現金使用の不安が少ない（ATMが破壊されたり、現金を持っているため強盗に襲われる恐れがまだまだ少ない）ことがあげられています。
だから日本で現金が主流というのは合理的だと思います。簡単にはクレジットカードに変わらないと思うのです。
「スクエア」の新しいアイデアは面白いとは思いますが、ちょっと特集のまとめ方に不満がありました。
「今月の推薦図書」で取り上げている内容が特集と合っていたのは評価できます。
リポートで取り上げた「キャリアを競わせて『ワントップ』のアイフォーン」は、ドコモからもアイフォーンが発売されたことで３キャリアのサービスによる競争が始まるというのは、その通りだと思いました。
しかし新アイフォーンの発売日が2013/09/20で本誌の発売日が2013/09/24だったことを考えると、キャリアの競争結果は書くのはまだ早いと思いました。
ところで「クラウド」の記事はどこにあったのでしょうか？