決定版 人狼ゲームが100倍楽しめる本 の感想

※サンプル画像 クリックで拡大します

「会話型心理ゲーム 人狼」の公式解説書。本のサイズが小さいので持ち歩きにも便利。汝は人狼なりや？
経験者ですのでその目線でレビューさせて頂きます。気になるところが多々あったため長いです。すみません。

※『人狼ゲーム」の解説書であり「汝は人狼なりや？」等には対応していない為、
　そちらの情報をお求めの方はご注意ください。「汝は〜」との違いは主に
・初日夜（０日目）は村側役職も何もしない＝１日目は完全にノーヒント
・夜時間に人狼が会話できない。ジェスチャー、アイコンタクトのみ
・ボディガードが同じ人物を連続して守ることができない
※「さらなる役職者たち」として紹介されている拡張的な役職解説がありますが
　「会話型心理ゲーム 人狼」のカードセットには含まれていません。
△長所
・「会話型心理ゲーム　人狼」のカードイラスト及び追加役職の共有者、妖狐などがゲームの
　カードよりやや大判で見ることができる。上田バロン氏のファンなら一考の価値あり？
▽気になった点
・定番中の定番「メモを取る」がない。が、矛盾を指摘しろという記述がある。
　メモなしで指摘するとミスが起きやすいのは自明なので、書き忘れ？
・アドバイスに具体性がない。「〜〜するとよい」という文言が多用されているが
　具体的にこういう場合はこうすればいい、とは書いていない場合が多い。
　書いている場合もワンパターンで汎用性が狭い。
　ある程度分かった人なら足りない言葉を補完して読めるが…
・ボディガードのテクニックで「予言者と名乗る人物が現れたら正体を明かし予言者を守れ」
　的な記述があるがその時に自称予言者が守れるだけでボディガード本人が襲撃され後日に
　自称予言者が襲われるだけなので意味がない。自称予言者が偽物だったらデメリットだけ…
　襲撃先を散らす役割は「霊媒師」ではないか。
・疑われた際の返し方もツッコミどころがあり、突っ込まれた場合の対応までは書いていない。
そこも重要なはずだが「１回目の返し方」しか書いていない。