ミステリマガジン 2014年 09月号 [雑誌] の感想

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参照データ

タイトルミステリマガジン 2014年 09月号 [雑誌]
発売日2014-07-25
販売元早川書房
JANコード4910084390941
カテゴリジャンル別 » 雑誌 » 文芸・総合 » 文芸

購入者の感想

特集:カーと密室
テーマに沿ってエッセイや評論、亡き高木彬光先生の「フェル博士 神津恭介 架空対談」等を掲載。
●ジョン・ディクスン・カー「灰ほどの手がかり」
 カーが17歳の時に書いた短編。既に少年の時期にミステリの書き手として完成されていたのだな・・・と云ったところ。
●ポール・アルテ「狼の夜」
 フランスのカーと呼ばれる作者の、特に怪奇性の濃い密室もの。
●メアリー・リード&エリック・マイヤー「モンゴル鉄道の死」
 走行中の列車のうち貨物車輌で起きた密室もの。
●ジャック・フットレル「オペラ桟敷席の謎」
 思考機械シリーズの一作。同席者の眼のある桟敷席で起きた殺人を扱った変型密室もの。

特集:注目のホームズ・パスティーシュ
「シャーリー・ホームズと緋色の憂鬱」刊行に併せた特集だが、出来ればシャーリー・ホームズものの短編も載せて欲しかった。
●北原尚彦「ジョン、三恐怖館へ行く」
 カンパーバッチ版テレビシリーズのホームズ(現代を舞台)に対するパスティーシュ。
●テレンス・ファハティ「オリジナル版ボヘミアの醜聞」「オリジナル版赤毛連盟」
 ワトスンが手直しを入れる前の、より実録に近いもの・・・と云う設定の作品群。少し文章を直したり、追加したり(後の公開版では削除されていると云う設定)しただけで、あら不思議、別な作品に成ってしまいました・・・

●オースティン・フリーマン「中国貴族の真珠」
 怪奇な謎の真実を暴くソーンダイク博士もの。戦前の作だが、江戸川乱歩が少年探偵団で見せたような複雑なトリックで怪奇な事態を作り出していた。

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